従来、温泉に行くと禁忌行為として妊婦の入浴というのが浴槽の脇に掲げられていました。妊婦は温泉に入ってはいけなかったわけですね。昨年32年ぶりに妊婦の温泉入浴が解禁されたのはご存知ですか?これにより、妊婦も温泉旅行を楽しめるようになったわけです。
今回、入浴が解禁されたというのは温泉法という法律が改正されたことによるわけですが、ではそもそもなぜ妊婦は温泉に入ることが問題だったのでしょうか?
実は、これについてはお役所のほうもよくわからない、というのが正直なところだそうです。温泉の泉質はいろいろと効能もありますが、妊婦には逆にマイナスになる、というようなイメージもありますが、実は泉質は関係ないようです。
単純に、浴場が濡れていることから滑って転倒する危険や、長湯によるのぼせなどが妊婦には危険ということが理由だったようです。そういう意味では解禁されたとはいえ、危険なのは変わりはありませんが、現在では宿のほうも、妊婦のために手すりをつけたり、マタニティプランを出したりと工夫しているようです。
これからは妊婦の温泉旅行が増えてくるのかもしれませんね。